ドーナツの穴

かたちはない でもそこにある

青研の葉とらず

 

まだ一応3月なのに、昨日は半袖でちょうどいいくらい暑かった。そんな中スーパーへ。

紙パックのジュースのコーナーで、"無加糖  無加水"と書かれた見慣れないりんごジュースがぱっと目に入る。

"青研の葉とらず"、何やらちょっとかっこいい響き。

たまに買う1リットル298円くらいのりんごジュースと比べて、これは500円くらいなのでちょいとお高め。少し迷ったけど興味がわいたのと、暑さで身体がきんきんに冷えたジュースを欲していたこともあって試しに買ってみることにした。

 

家に帰って、ひとくち飲んでみてびっくり。

口いっぱいに広がる純度100%のりんご!(果汁100%ストレートジュースだからそりゃそうなのだけど)

どれだけ味覚を研ぎ澄ましても、雑味を一切感じない。ジュースを飲んでいるはずなのに、まるで生のりんごをかじった時のよう。フレッシュな味わいがそのままダイレクトに口に広がって不思議な感覚だった。

りんごジュース特有の後を引く甘ったるさもなく、すっきりしていてとてもおいしい。

この紙パック1本になんとりんごを6個も使っているそうで、買う前はちょっとお高めだと思っていたけど「えー!それなのにこのお値段でいいんですか!」とお得感さえ感じた。

 

100%のりんごジュースには、白っぽく濁っているタイプと透き通ったタイプのものがある。

わたしはどちらかというと白濁したタイプの方が好きだ。今回みたいにグラスに注ぐまでわからない紙パックのりんごジュースを買うときはちょっとした賭けをしている気分になる。

今回の"青研の葉とらず"は、白濁タイプだったのでうれしかった。

 

ふと気になって調べてみると、白濁タイプと透明タイプの違いは要するに製法の工程数の違いらしい。

白濁タイプはそのままシンプルにりんごを搾っただけ。透明タイプはそれをさらにろ過して繊維などの固形成分などを取り除いたものなんだそうな。

栄養的にはどちらもほとんど同じだけど、白濁タイプのものは絞ったそのままを使うので、より良い原材料を使うことが必須条件になるらしい。

 

この先きっと誰かに教える機会はこないだろうけど、ひとつ知識が増えた。

やったね!