ドーナツの穴

かたちはない でもそこにある

三浦侑子さんのガラスのうつわ

 

三浦侑子さんの個展に行ってきた。

三浦さんは岡山県に工房をかまえるガラス作家さんで、以前インスタで三浦さんのうつわを使ったお料理の写真をたまたま見かけて、一目惚れ。

 

東京での個展が赤坂のUTSUWA KESHIKIさんで開催されるとのことだったので、初日の一番早い時間に予約してわくわくしながら伺った。

 

36℃の猛暑日でクラクラした

 

事前予約制のうつわの個展に行くのは初めてだったのでちょっと緊張したけれど、ギャラリーのスタッフさんがとても気さくな方々で温かく迎え入れてくれた。

そのおかげで、リラックスしながらうつわを選ぶことができた。

 

同じ時間枠に予約していた数名のお客さんたちも皆優しかった。

「どれも素敵で迷っちゃいますよねー」

「これはサラダを入れたらすごく素敵だと思うの」

「うちは家族が多いから…ああ予算が〜」

などと談笑を交えながら、楽しい時間を過ごした。

 

 

三浦さんのガラスのうつわは大きく2色に分かれている。

ひとつは無色透明の"クリア"。

もうひとつはうっすらグレーみがかった"スモーク"。

 

どちらも甲乙つけ難い魅力があり、どれを買うかかなり悩んだ。

両方の色を買うつもりではいたけど、茹だるようなこの暑さだし、より涼しげな雰囲気のクリアのうつわを気持ち多めに迎えようかなぁ、と当初考えていた。

 

 

その結果…

 

 

選んだうつわはすべてスモーク!

クリアは、カトラリーレストと箸置きだけという結果になった。

 

肉眼で見たスモークの風合いが、写真で見る以上にずっとおしゃれで素敵だった。

素朴でありながら、洗練されている。

 

他のお客さんに「三浦さんのスモークのこの雰囲気って、本当絶妙なのよね」と話しかけられて、深く頷いてしまった。

 

 

↑書いていった買い物メモ。

 

わたしはライブ会場でアーティストのグッズを買う時も、スーパーに食材を買いに行く時も、ほしいものを忘れないようによくこうやって紙にメモしていく。

 

この日も、手の中にこのメモを忍ばせてちらちら確認しながら買い物していたのだけど、お店の方に「何を見てるんですか?」と聞かれてメモを見られてしまった。さらにそこから波及して、在廊していた三浦さんご本人にも見られるという事態に。

猛烈に恥ずかしかった。

作家さんに失礼なくらいの雑な走り書きで、極め付けは右上の「4〜5つまで!!」。

穴があったら入りたかった。

こんなことならもっと丁寧に、上手に描いていけばよかったと思った。

 

 

 

早速、三浦さんのうつわを使っておうち晩酌。

ナスと豚肉のとろとろ煮、生ハムきゅうりユッケ、味付け煮卵。

机に反射したガラスの光が美しい。

他のうつわも使うのが楽しみだ。

 

 

 

ひとつだけ後悔してること。

この"おびグラス"を買えばよかった!

真ん中のくびれた部分にやわらかな曲線のガラスの帯が一周施されていて、唯一無二の素敵なデザイン。本当にかわいかったんだよな。

 

悩んで悩んで悩んだ末に我慢しちゃったんだけど、これでアイスカフェオレをぐびぐび飲みたかったな。うう。

 

三浦さんとお話した時

「またお会いできるように、岡山の工房でたくさん制作を頑張りますね」と言ってくれた。

 

だから次の個展まで、このおびグラスをお迎えする楽しみをとっておこう。

 

 

 

ここからはおまけ話。

今回の個展では、三浦さんが岡山で買ってきてくれたお菓子を来場者に「おみやげにどうぞ」と言って配っていたのだが、そのお菓子がなんじゃこりゃってくらいおいしかった。

 

パティスリーWAKANAの"鏡野ほろり"。

チョコレートのような、クッキーのような、ほろほろなのに口の中でとろける新感覚。

すんごいおいしくてびっくりした。笑

食べたあと、思わず調べてしまったほど。

 

gurusuguri.com

 

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